院内設備・医療機器

的確な眼科医療が提供できるように、最新医療機器を導入しています。

ERG(電気生理学的検査)

網膜の心電図のような検査で、光に対する網膜の反応を調べます。通常は目の上に直接コンタクトレンズを乗せて検査を行いますが、この器械は、目に乗せずにメガネ型で測定できるため、検査中の不快感がほとんどないのが特徴です。 《対象》白内障、糖尿病網膜症、網膜色素変性、心因性視力障害など

マルチカラーレーザー光凝固装置

網膜にレーザー光線を照射して熱凝固し、病状の進行を抑える装置です。一度に1~25箇所という複数の照射が可能なため、時間も短く痛みも少ないのが特徴です。
《対象》糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、網膜裂孔

実用視力計

日常生活において、私達は一般的な視力検査のようにじーっと見ているわけではなく、瞬時にいろいろな物を見て判断しています。この器械は、そうした実生活に近い見え方を計測するのが特徴です。

視力検査結果

視力検査結果

青い線は一般的な視力検査での結果を示し、緑の線は実用視力計における計測値を示しています。この結果では、一般的な視力検査では1.2であっても、実用視力計で測ると0.8となり、日常生活における見え方は一般的な視力検査の結果よりも見えにくいということがわかります。

スペキュラーマイクロスコープ

角膜の一番内側にある角膜内皮という部分を撮影します。内皮細胞は角膜に栄養を与えるポンプの働きをしており、その形態や数などを調べます。
《対象》コンタクトレンズ装用前後、白内障や緑内障手術前後など

角膜形状解析装置

角膜乱視の度数・軸のみならず、水晶体の乱視も測定できる優れた器械です。
《対象》円錐角膜、白内障手術前、オルソケラトロジーなど

眼底カメラ

目の一番奥にある網膜や視神経の状態を撮影します。
《対象》糖尿病網膜症、緑内障、加齢黄斑変性など

OCT(光干渉断層計)

光によって網膜の断層像を解析し、さまざまな眼疾患の病因を解明してくれる素晴らしい器械です。
《対象》黄斑疾患、緑内障

YAGレーザー

レーザー光の照射により、虹彩(茶目)や隅角(茶目の根っこ)に小さな孔を開けて緑内障の治療を行います。また、白内障術後の濁り(後発白内障)を取る際にも使用します。
《対象》緑内障、後発白内障

コントラスト感度

濃淡の異なる格子縞をどこまで認識できるのかという、見え方の質を測定します。
《対象》白内障、網膜色素変性

竹ガーゼ

当院では、手術用のガーゼとして人の心や体にやさしい竹ガーゼ『守布 mamorinuno』を使用しています。
>> 竹ガーゼについて(空飛ぶ竹ガーゼ社)